命いただきます
相変わらず、石垣島に住んでいる僕ですが
昨日は夕飯にトリ鍋を食べました。
その鶏は養鶏所から頂いた鶏を実際に自分で絞めて料理する所まで全ての工程を自分で行いました。
残酷とか
私にはできない
動物愛護的にどうかなど
色々な意見も、もちろんあると思います。
僕も心が痛みました。
実際に体験してみて
できる事なら、スーパーに売られている物を買って食べたいとも思いましたよ(笑)
でも、魚も切り身で泳いでいるわけではなく
牛も豚も鶏もブロックで歩いているわけではなく
みんなみんな息をしていて、同じ地球で生きているんです
日本には、ご飯を食べる前に
「いただきます」
と言う素敵な文化がありますよね。
ご存知の方も多いと思いますが、この言葉は
タイトルにもある
「命いただきます」
と。
命いただきます。
ごちそうさまでした。
おかげで僕は今日も生きられます。
という気持ちで常に食事をしていきたいですし、
この事実は目を背けてはいけないことです。
私たち日本では年間5500万トンの食物を輸入して1800万トンを廃棄しています。
新鮮なものに対する過剰な意識から、寿司屋でも少し時間がたてばすぐゴミ箱へ。
賞味・消費期限への過剰な意識から、1日でもすぎればゴミ箱へ。
食料自給率が20%弱という、食べている食料の約80%が輸入品です。
食べられる加工されている状態でパッキングされ、お皿の上に乗っているものは
命を食べているという感覚ではなく
お金で買った、ご飯でしかないんです。
お金を払って美味しいものを食べ、お腹を満たすものであればお腹が一杯になれば
残して捨ててしまうのも頷けます。
だって、同じお金を払うのなら新鮮で美味しいものを食べたいさ。
満腹なのに、無理やり口に押し込む必要もない。
でも、食べているものは私たちが生きるために、命を落としていった1つの命なんです。
もちろん
もったいないからといって、腐ったものを食べてお腹を壊す必要はないです。
捨てられてしまうからといって、回転寿司でカピカピに乾いた寿司をあえて選ぶ必要もないと思います。
ただ、少しだけでも考え方を改め
「命・・・いただきます」
という気持ちを込めて食事を始める人が1人でも増えることを僕は願っています。